【巨人】坂本、今年も大爆発締め!交流戦の最後の6連戦「全部勝てるように」

スポーツ報知
福岡空港に到着した坂本勇はタクシーへ乗り込む(カメラ・中島 傑)

 巨人の坂本勇人内野手(29)が11日、交流戦最後の戦いとなる12日からのソフトバンク、ロッテそれぞれの3連戦(ヤフオクD、ZOZO)を6戦全勝で締めることを誓った。現在チームは交流戦5勝7敗で、リーグ戦も首位・広島に7ゲーム差の5位にとどまっている。それだけに「交流戦の最後の6連戦になるので、全部勝てるように、1試合、1試合しっかりと戦っていきます」と語気を強めた。

 昨季同様の“ラストスパート”を見せる。1年前の交流戦では球団最悪13連敗を経験するなど、4カード目までを終えて、1勝11敗。交流戦後には「1勝するのがこんなに難しいと初めて感じました。今までの『普通にやれば勝てる』という感覚からは変わりました」と話すほどのどん底を味わった。

 しかし、最後の2カードは5勝1敗で終え、リーグ戦へ弾みをつけることができた。その間の6戦で主将は5試合で複数安打をマークするなど、打率4割8分、2本塁打、8打点と大爆発。2度の勝利打点を記録するなど、打線の起爆剤となった。今年の最後の2カードは昨季と同じ並びとなるだけに、その再現を期待せずにはいられない。

 この日は空路で福岡入り。6月の月間打率はここまで2割2分9厘だが、前カードの西武3連戦(東京D)では、2戦目で7回に逆転3ランを放つと、3戦目では先頭打者本塁打。チームの8カードぶりの勝ち越しに貢献するなど、調子は上向きだ。最後の6連戦を5勝1敗以上で乗り切れば、4年ぶりの交流戦の勝ち越しも決まる。「交流戦はセ・リーグとの差もつきやすいので、めちゃくちゃ大事な戦いになる」と話してきた背番号6。最高の形で交流戦を締めくくり、リーグ戦へ反攻態勢を整える。(後藤 亮太)

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