【巨人】14日先発の鍬原、柳田と真っ向勝負だ「技術より気持ちで勝つ」

スポーツ報知
ジャイアンツ球場で練習、ノックを受ける(手前から)山口俊、鍬原、今村

 巨人のドラフト1位・鍬原(くわはら)拓也投手(22)が11日、3度目の先発となる14日のソフトバンク戦(ヤフオクD)に向け、真っ向勝負で挑む意向を示した。

 5月31日のプロ初登板から3週間。ルーキーが対決するのは日本球界屈指の強打者・柳田率いるソフトバンク打線だ。「自分より上なのは明らかに分かってる。技術より気持ちで勝つしかない。自分の投球ができなかったら後悔が残るので」と秘めた闘志を燃やした。

 これまで2試合に先発し1敗、防御率5・25。勝ち星こそ得られなかったが、7日の日本ハム戦では9三振のうち7個を真っすぐで奪うなど、武器の直球はデータや感覚でも通用すると自信になった。だが、セットで制球が乱れるなど課題も残る。「直球で押せたらと毎回言うが、マウンドに上がると未熟。自信を持って投げることができたら」

 ベンチから見ている由伸監督もルーキーの成長を静かに見守り「鍬原はあと少しのところ。誰かがカバーしてくれることもあるが、自分で乗り越えないとね。らしさは出ているし、横から見てもボールはいっている」と期待を寄せる。

 この日はG球場で1軍の先発投手練習に参加。菅野とキャッチボールを行い、積極的に質問する姿を見せた。これまでの試合は野手が先制点を奪うも、逆転を許す点の取られ方を反省。自身の初勝利よりも、まずはチームの勝利だ。

 「勝てたかもしれない試合を僕が壊してしまった。初勝利とか今は考えず、0点で抑えてチームの勝ちに貢献できれば」。自分を信じて腕を振る。(玉寄 穂波)

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