【巨人】山口俊、７回１失点で５勝目　鷹キラー健在　ノーヒットリレーで移籍後初勝利から１年

◆日本生命セ・パ交流戦　ソフトバンク２―８巨人（１２日・福岡ヤフオクドーム）

　巨人・山口俊投手（３１）が１２日のソフトバンク戦（ヤフオクＤ）で７回５安打１失点で５勝目を挙げた。

　序盤の大量援護で波に乗った。「この２試合、終盤に失点してチームに貢献していなかったので、何とか勝ちたいと思っていました。序盤に点を取ってくれたので楽に投げられました。打者のみなさんに感謝しています」と５月２２日の広島戦（宇都宮）以来の白星に自然と笑みがこぼれた。

　女房役の小林が２回２死満塁から走者一掃の二塁打を放ち先制点をプレゼント。「いつもいいリードをしてくれている。僕の失投で打たれているので気をつけます」と小林に感謝の言葉を贈った。

　ソフトバンクは昨年６月１５日、巨人移籍後初登板で６回を無安打無得点に抑え、セ・リーグ初のノーヒットリレーを成し遂げ、初白星を挙げた相性のいい相手。大分出身だけに、“地元”での登板とお立ち台で聞かれても「特別な意識はしていない。勝てて良かったです」と最後までクールだった。