【巨人】坂本「全勝」有言実行打!首位打者に浮上
スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―8巨人(12日・福岡ヤフオクドーム)
相手に大きなダメージを与える一打だった。2回。小林の3点二塁打で先制し、なおも2死二塁。坂本勇が武田の初球のカーブをバットの先で捉え、左前適時打を放った。「狙い球を絞っていきました。体勢は崩されましたが、(バットに)引っかかってくれました」。チームに貴重な追加点をもたらし、これで自身は5戦連続で打点をマークした。
有言実行の働きだ。交流戦最後の6連戦を前に、主将は「全勝」を明確な目標に掲げていた。昨季も交流戦5カード目は強敵・ソフトバンクが相手だったが、3連戦の初戦は2本の適時打を放つなど、3安打でチームを勝利に導いた。今年もその再現を見ているかのように、4回に中前安打、9回にも中前安打で今季8度目の猛打賞と爆発。打率3割3分6厘でリーグ打率トップに浮上した。
この日の内野のスタメンは三塁に今季初めてルーキーの田中俊が起用されたことで、29歳で最年長の勇人を筆頭に全員が20代のフレッシュな陣容だった。そうした試合で昨季の日本一チームから完勝できたことはチームの成長にもつながる。「若い選手が出ることはプラスになる。僕も負けないように頑張っていきたい」。調子が上向いてきたチームの中心で、背番号6がこの日も輝きを放った。