【巨人】19歳高田、2軍でプロ初完封!憧れ松坂の投球生観戦で学び「感動しました」

スポーツ報知
イースタン・ヤクルト戦でプロ初完封をマークした巨人・高田(左)と川相2軍監督

◆イースタン・リーグ ヤクルト0―4巨人(13日・戸田)

 巨人の高田萌生(ほうせい)投手(19)が13日、イースタン・ヤクルト戦(戸田)でプロ初完封勝利を挙げた。9回116球、4安打無四球と圧巻の投球。1軍デビューへ猛アピールした。

 尊敬する「怪物」のように粘った。「初回から全力でいきました」と飛ばして迎えたプロ初の9イニング目。無死一塁から武内を遊ゴロ併殺、続く比屋根は145キロ直球で遊ゴロ。球威が落ちず、スライダー、カットボールも抜群だった。

 岡山・創志学園高では憧れの松坂大輔のフォームを参考にし、最速154キロの「松坂2世」として甲子園で注目された。16年ドラフト5位で入団。昨年は3軍で経験を積み、今年は2軍の先発ローテで回る。

 前回5月29日のファーム交流戦・中日戦(ナゴヤ)は自己最長の8回を無四球2失点。名古屋遠征中の翌30日。ナゴヤDでの中日・オリックス戦を一塁内野席で観戦した。先発は松坂。6回1安打4四球無失点の力投を目に焼き付けた。

 「松坂さんを初めて生で見て感動しました。走者を出してもホームにはかえさない。今日の投球にも生きている部分があります」

 横浜高が甲子園で春夏連覇した98年生まれの19歳。生・松坂から学んだことも胸に刻み、着実に階段を上っている。(片岡 優帆)

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