【巨人】沢村、中大後輩・鍬原のために回またぎ0封「花を添えられて良かった」

スポーツ報知
7回、無失点に抑えベンチへ戻る沢村(右)を迎える鍬原

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク4―6巨人(14日・福岡ヤフオクドーム)

 新人からバトンを受け、気合が入った。沢村は6回2死、プロ初勝利の権利を持つ鍬原に代わって登板。1球で松田を遊ゴロに打ち取ると、7回も続投。振り逃げから2死二塁となったが、川島を153キロ直球で遊ゴロに抑えてリードを保った。

 「鍬原のためでもありますし、それがチームのためにもなる。どんな形でも1勝がつくというのはスタートですし、そこに花を添えられて良かったです」

 沢村にとって鍬原は中大の後輩。鍬原の初昇格直後の5月下旬の練習では、キャッチボール相手を務めて緊張を和らげた。今季22登板で8度目のイニングまたぎ。フル回転が続くが「それが求められている役割。チームが勝つために抑えるだけです」と話す通り、この日も任務を全うした。

 1点リードのままで迎えた8回はマシソンが3人でピシャリ。158キロ直球で柳田を空振り三振に抑え「ルーキーの初勝利に携われて良かった。自分もメジャー初勝利は一生忘れない」。

 9回はカミネロが最速162キロの完璧な投球で試合を締め「アウトを3つ取ることを心がけたよ」。鍬原も含め4投手で、今季のソフトバンク打線にとって1試合最多となる14三振を食らわせた。

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