【巨人】制球難、鍬原3回途中KO…初回4点先制も逆転負け

◆広島14―5巨人(26日・マツダスタジアム)
巨人が首位・広島との3連戦初戦で逆転負けを喫した。
初回1死後、陽が左前打で出塁。マギーが四球を選ぶと、4番・岡本は三塁前のゴロ。これが内野安打となり、満塁とすると、亀井がジョンソンの初球を技ありの左前打。あっさりと先制した。
長野も続く。1死満塁で高めのストレートを振り切り、右翼線への適時二塁打で2点を追加した。吉川尚は凡退も続く小林の時、石原のパスボールで長野が生還。さらに1点を加えた。
幸先良く4点を奪った巨人だったが、先発・鍬原が初回から大乱調だった。
先頭の田中に四球、菊池は三振も丸に四球、鈴木に死球と無安打で1死満塁とされると、5番・松山には低めのスライダーを完璧に捕らえられ、右翼席上段への7号満塁弾。一気に同点とされた。
同点とされた巨人は2回、先頭の岡本がジョンソンの高めのストレートを強振。左翼ポールぎりぎりに飛んだ打球は後方のネット直撃の特大14号。ただ一人スタメン全試合出場を続ける若き主砲の一発で勝ち越した。
しかし、その裏、鍬原が丸に高めのストレートを右翼席に運ばれ、再び同点に。鈴木に四球、続く松山の時にワイルドピッチを連発し走者を三塁まで進めると、松山に左中間への適時二塁打を浴び、1点を勝ち越されたところで鍬原は降板となった。
二番手・森福は野間に右前打を浴び、1死後、石原の代打・会沢に2点適時打。さらにジョンソンの代打・バティスタにも左中間への11号2ランを被弾。この回、打者一巡の猛攻を浴び、6点を失った。
三番手・アダメスも4回、鈴木、松山に連打を浴びると、野間に四球で無死満塁のピンチ。続く西川に押し出しの四球を与え、1点を失った。
四番手・谷岡も6回、会沢に7号2ランを浴び失点。五番手・田原も7回、丸にこの日2本目となる13号ソロを浴びた。
打線は4回から登板した広島の二番手・フランスアの力強いストレートの前に沈黙。フランスアにプロ初勝利を献上した。