鈴木尚広氏、日立市内の中学生55人に野球教室「苦しみの先に楽しいことが待っている」

スポーツ報知
野球教室を開催し、選手から感謝の花束をもらう元巨人・鈴木尚広氏

 元巨人の鈴木尚広氏(40)が30日、茨城・日立市内でNPO法人「ひたち夢元気プロジェクト 野球教室」に出席し、市内の中学生55人に、野球指導を行った。

 前半は尚広氏が選手からの質問に答えた。「足が遅いので盗塁ができない」という子供には「塁に出たら、次の塁に行く姿勢を見せるだけでも相手のバッテリーは嫌がります。プレッシャーをかけるだけでもチームに貢献できるから、今度、意識してやってみてください」と回答。また、自身が中学生時代は走ることが苦手だったことを告白。「走らないと体が強くならなかったので、部活後に1日20キロ走っていました。野球がうまくなりたかったので、苦しみの先に楽しいことが待っているという気持ちでやっていました」と語りかけ、努力の積み重ねの大切さを説いていた。

 後半はケガをしないためのストレッチや、瞬発力を高めるために反応を取り入れたダッシュなどの実技を行い、”走塁術”を伝授。手本を見せると、現役時代と変わらない柔らかい股関節の動きを見せ、会場は大いに沸いた。選手に直接指導したり、一人一人にサインのプレゼントをするなど、子供たちの思い出を作っていた。

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