【巨人】来日初勝利のヤングマン「チームの勝利に貢献できてうれしい」8回無失点

スポーツ報知
8回無失点で来日初勝利を挙げたヤングマン(右)を握手で祝福する高橋監督

◆中日0―3巨人(1日・ナゴヤドーム)

 巨人の新外国人テイラー・ヤングマン投手(28)が1日の中日戦(ナゴヤドーム)で来日初登板で8回3安打無失点で初勝利を挙げた。巨人の新外国人投手の来日初登板初勝利は2014年、セドン以来となる。

 実直な性格が現れるヒーローインタビューだった。イースタンで7勝、防御率1・43の記録を残して、満を持しての1軍登板に「非常に初登板を楽しみにしていた。チームの勝利に貢献できてうれしい。序盤はカーブの制球に苦しんだけれど、途中から修正できたと思う」と冷静に答えた。

 ピンチらしいピンチはなかった。許したヒットは単打3本、得点圏に走者を置いたのは4回だけ。4番・ビシエドには3打席3三振を奪う一方、テンポ良い投球で105球。24個のアウトのうち8奪三振、13個をゴロアウトで奪い、飛球アウトは2つ(走塁刺が1つ)だった。

 ゴロアウトが多いことを聞かれると「自分のピッチングスタイル。低めに投げてゴロを打たせるとが自分のピッチングだと思う」と話した。

 質問が理解できないと、通訳に聞き返すなどピッチング同様“お立ち台”でも冷静だった。「打撃陣に援護してもらえて、守備にも助けてもらったので勝つことができた」とチームメートへの感謝の言葉も飛び出した。

 笑みがこぼれたのは最後だった。「救世主になってください」と問われるとニヤリと笑い「これからは投手陣もいい成績を残せる。楽しみにしてください。応援よろしくお願いします」と、今後の活躍を約束していた。

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