【巨人】菅野、８回０封１１Ｋで９勝目！坂本勇、値千金２ランでコイ斬り

◆巨人４―０広島（６日・東京ドーム）

　巨人がエース・菅野の８回無失点の熱投と坂本勇の値千金の一発で首位・広島に快勝。ゲーム差を７・５とした。

　菅野は初回、１番・田中、２番・菊池、３番・丸の「タナキクマル」トリオを１５０キロ超えのストレートで全て空振り三振に切ってとる圧巻の投球。絶好のスタートを切った。

　巨人は２回、前日３３打席ぶりにヒットを放った４番・岡本が中前打で出塁。続く亀井の打球を菊池がキャッチし、素早く一塁に送球。飛び出していた岡本は戻れず併殺に。この判定に高橋監督がリクエスト。審判団が協議したが、判定通りアウトとなった。

　さらに５回、先頭の西川の遊ゴロを坂本勇が懸命に一塁送球も判定はセーフ。しかし、高橋監督が早くもこの日２回目のリクエスト。審判団のリプレー検証の結果、一転アウトとなり、リクエスト成功となった。

　２死後、菅野は会沢に遊内野安打を許すと、大瀬良にも中前打で２死二、三塁のピンチをつくる。しかし、東海大相模高、東海大の同級生・田中を二飛に打ち取り、マウンド上で絶叫した。

　６回１死、菅野は丸に四球を与えるが鈴木を見逃し三振に仕留めた。　２死一塁、打者・松山の時に丸が盗塁を試み、捕手・大城の二塁送球がそれる間に丸は三塁へ進んだ。しかし、菅野は松山を空振り三振に切ってとった。

　その裏、先頭の菅野が広島・田中の失策で出塁した無死一塁、坂本勇はここまで無失点投球を続けていた大瀬良の高めのボール気味のストレートを強振。バックスクリーンに飛び込む先制の１２号２ランを放った。

　巨人は８回にもマギーの適時打で２点を追加。菅野は８回１１９球１１奪三振、無失点投球の熱投で９勝目を挙げた。