【巨人】マギー、自画自賛2点打「4点差にできたのは大きかった」

スポーツ報知
8回2死二、三塁、マギーが中前に2点適時打を放つ

◆巨人4―0広島(6日・東京ドーム)

 巨人ファンの祈りが通じた。8回2死二、三塁。マギーの一打が中前ではずんだ。勝利をたぐり寄せる貴重な2点タイムリーに、自軍ベンチも総立ち。「菅野がいい投球をしている中で2点差から4点差にできたのは大きかった」と自画自賛した。6月26日からの3連戦(マツダ)で3連敗した借りを返すべく、チーム一丸となった気迫が打球に乗り移った。

 嫌なムードも振り払った。この回、1死で代打・吉川大が俊足を飛ばして遊撃内野安打を勝ち取った。二盗と捕手の送球ミスで三進し、坂本勇の四球で一、三塁。ここで代打の切り札・阿部が登場も、フランスアに空振り三振を喫した。「『何とか打ってくれ~』とマギーに念を送ったよ」とは慎之助。2月の春季キャンプから常に行動を共にしてきた2人の“助け合い”が白星を呼び込み、マギーは「数少ないチャンスを得点につなげられて良かった」と胸をなで下ろした。

 前半戦は極度の打撃不振に陥った。Bクラスに停滞するなど、チームに迷惑をかけた自覚がある。後半戦での巻き返しを誓う助っ人砲は「広島との差を詰めるのは直接勝つことが大事になる」と強調した。打ってもらわなければ困る存在だけに、逆転Vのカギを握っている。(水井 基博)

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