【巨人】メルセデス、支配下登録即１０日ヤクルト戦先発デビューへ「家族にいい報告を」

　巨人のクリストファー・クリソストモ（Ｃ・Ｃ）・メルセデス投手（２４）が、育成契約から支配下登録されることが８日、発表された。契約金、年俸はともに推定５万ドル（約５５０万円）で、背番号は「０２６」から「９５」に決定。１０日のヤクルト戦（神宮）でのプロ初先発が決定的になった。

　東京Ｄで会見し「マウンドに上がったら自分の投球をして、家族にいい報告ができるように頑張りたいです」と、母国・ドミニカ共和国で暮らす妻子のために快投を誓った。１７年１月に来日し、２、３軍で主に先発として経験を積んだ。身長１８８センチから放たれる直球が武器で、今季のイースタン・リーグでは６登板、０勝０敗、防御率２・０５だった。

　この日は１軍練習に参加し、投手陣の前であいさつ。ブルペンに入り調整した。１０日の先発起用を巡っては、中６日で回っていた鍬原とともに検討され、最終的には４日のイースタン・楽天戦（森林どり泉）で８回２安打無失点と好投した助っ人の好調さが買われた。鍬原は前半戦の残り試合、ブルペンで手薄だった長い回を投げられる役割として待機することになった。

　◆クリストファー・クリソストモ・メルセデス　１９９４年３月８日、ドミニカ共和国生まれ。２４歳。２０１２年から１５年までレイズ傘下でプレー。先発と中継ぎとしてマイナー通算５３試合に登板し、６勝１０敗。１７年１月に巨人と育成契約。昨年は２軍公式戦１８試合に登板。今季は同６登板で２６回１／３、防御率２・０５。１８８センチ、８２キロ。左投左打。