【巨人】メルセデス、初勝利に「非常にハッピーな気持ち」

スポーツ報知
4回、無失点に抑え宇佐見(右)とグラブを合わせるメルセデス(カメラ・中島 傑)

◆ヤクルト3―6巨人(10日・神宮)

 巨人・メルセデス投手(24)が10日のヤクルト戦(神宮)で初登板初先発で5回を5安打無失点で初勝利を挙げた。

 淡々とコーナーをつくピッチングでヤクルト打線を打ち取った。奪三振はわずか1だが無四球ピッチングだった。

 お立ち台では「アリガトウゴザイマス」と日本語であいさつ。「非常にハッピーな気持ち。1軍でこういう結果が残せてうれしいです」と話した。

 抜群の制球力だった。「とにかくコースを付くことを考えた。四球を出さないように…。3ボールになったこともあったけど、コースを付くことを忘れずに投げることができた」と話した。

 育成から支配下登録され、この日1軍昇格即先発となったがきっちり仕事を果たした。ウィニングボールを手渡され、高橋監督から祝福されると白い歯がこぼれ、緊張気味だった顔にも笑みが広がった。「初登板で初勝利はいいニュース。家族に報告したい」。ドミニカ共和国から遠く離れた日本で、夢をつかんだ。

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