【巨人】岡本、初球宴は不発も「四球はつまらないので振りにいきました」

スポーツ報知
2回1死、球宴初打席は三ゴロに倒れた岡本(左は菊池、捕手・森友)

◆マイナビオールスターゲーム2018第1戦 全パ7―6全セ(13日・京セラドーム大阪)

 「マイナビオールスターゲーム2018」第1戦が13日、京セラDで行われた。ファン投票で初出場の巨人・岡本は「8番・一塁」でフル出場もホロ苦の4打数無安打。試合は西武・秋山の史上初2年連続先頭打者弾、DeNA・筒香の3年連続アーチなど5発が飛び交う空中戦。全パが競り勝ち、通算成績を83勝78敗11分けとした。最優秀選手(MVP)は西武の森友が初受賞。第2戦は14日に熊本で行われる。

 力勝負のフルスイングで挑んだが、最後はバットが空を切った。9回1死。初出場の岡本が無安打で迎えた4打席目。守護神・増井の前にフルカウントから最後は高め148キロ直球で空振り三振に倒れた。見送ればボール球だったが「四球はつまらないので振りにいきました」と振り返った。

 2回1死の1打席目、4回1死の2打席目とともにスライダーに手を出し、三ゴロに倒れると、7回先頭でも遊ゴロと4打数無安打に終わった。

 それでも、球宴ならではの雰囲気は楽しんだ。試合前練習では同じ組で打撃練習をしていた菊池から「すごいいじられました」と話し、円陣ではチームの主将・坂本勇の指令で声だしを務めるなど、セ・リーグ最年少として夢舞台を堪能した。

 この日は春季キャンプで臨時コーチとして指導を受けた松井秀喜氏が同じ場所で野球殿堂入りの表彰を受けていた。直接対面する機会はなかったが、「しっかり頑張っていきます」と気を引き締めた背番号25。熊本での2戦目で球宴初安打と巨人史上最年少での球宴初本塁打を狙う。

 ◆主なスラッガーの球宴初出場 

 ▽野村克也(南海) 4年目の1957年の第1戦に「5番・捕手」で先発。初打席初安打など2打数1安打。

 ▽長嶋茂雄(巨人) 新人だった1958年の第1戦に「1番・三塁」で先発。立大で同級生だった杉浦(南海)からタイムリーを放つなど3打数1安打。

 ▽王貞治(巨人) 2年目の1960年第1戦に代打で打席に立ったが、三振。

 ▽落合博満(ロッテ) 3年目の1981年の第1戦に「6番・二塁」で先発し、同点の2点適時二塁打を放つなど、4打数1安打2打点で優秀選手賞。

 ▽松井秀喜(巨人) 2年目の94年にファン投票で初出場。第1戦で、これまで公式戦で4番に座ったことがなかったが野村監督(ヤクルト)が「4番・右翼」で起用。20歳1か月で当時最年少での球宴4番だった。2打席目で右に安打を放つも4打数1安打。

 ▽中田翔(日本ハム) 4年目の11年にファン投票で出場。「6番・左翼」で先発フル出場したが、1三振を喫するなど4打数無安打に終わった。

 ▽筒香嘉智(DeNA)6年目の15年にリーグ最多投票を得てファン投票で出場。第1戦に「4番・左翼」で先発し、1打席目に大谷から左越え二塁打を放つなど、2打数1安打1打点。

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