【球宴】菅野2回0封も「秘策は両方不発で悲しい」

スポーツ報知
1回無死、柳田(右)に対して気迫のこもった投球をみせる菅野(カメラ・石田 順平)

◆マイナビオールスターゲーム2018第2戦 全セ―全パ(14日・熊本)

 巨人・菅野智之投手(28)が先発し、2回無安打2奪三振、2四球、無失点の好投を見せた。

 初回先頭の柳田には「全球、直球勝負したい。宣言します」と話していた通り、初球147キロ、2球目の146キロで二ゴロに打ち取った。続く、外崎を空振り三振。デスパイネと山川に連続四球を与えたが、中村奨を一邪飛に仕留めて無失点に抑えた。

 2回は中村晃を左飛、松田をこの日最速148キロの外角直球で空振り三振、源田を遊ゴロに仕留めた。

 登板を終えた菅野は「ずっと楽しみにしていましたし、三振かホームランかという勝負をしたいと思っていた。独特の雰囲気の中で良い勝負ができたんじゃないかと思います」と柳田との勝負を振り返った。

 2球で二ゴロに仕留めたが「どっちか空振り取りたかったですけど、お客さんも沸いてくれていたので、楽しんでもらえたんじゃないかなと思います」と笑みをこぼした。

 試合前には「秘策がある」と話していたが、「両方不発に終わった」と苦笑い。「(秘策は)スローボールとクイックで投げるやつだったんですけど、あまり見せ場もなく終わっちゃいました。スローボールは本当は(西武の)秋山さんに投げようと思ってたんですけど、出なかったので、一番投げやすそうな山川に投げました。結果は何もなく終わったので悲しいです」と残念そうな表情を浮かべた。

巨人

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