【巨人】内海、6回1失点で3勝目「僕のピッチングスタイルは粘りなので…」

スポーツ報知
勝利投手となった内海(右)が高橋監督の祝福を受けて笑顔を見せる (カメラ・保井 秀則)

◆阪神3―4巨人(16日・甲子園)

 巨人・内海哲也投手(36)が16日の阪神戦(甲子園)で6回を6安打1失点と好投。3勝目を挙げた。

 ベテランならではの投球を見せた。初回は2死走者なしから3連打で1点を失ったが、2回以降は粘り強い投球で得点を許さない。

 すると5回にマギーが2点タイムリーを放ち逆転に成功した。「粘り強く1点でも少なく投げようと思いました。今日はピンチ、ピンチの連続でしんどかったですが、僕のピッチングスタイルは粘りなんで、粘りは出せたと思います」と笑顔が広がった。

 逆転した5回裏は3者凡退で抑え、流れを渡さなかった。「リズム良くこの回は3人で、という気持ちで投げました」。6回にこの試合初めての四球を与えたが、無失点で抑え94球で降板した。

 チームは5連勝で勝率5割復帰。「このチームのいい流れに乗って、自分も勝っていきたい」。

 試合後はウィニングボールをスタンドに投げようとしたが、ネットを越えずにベンチの上に乗ってしまった。内海は苦笑いを浮かべベンチに駆け上がると、“投げ直し”でファンにプレゼントした。

 首位・広島追撃にはこの心優しきベテラン左腕の存在が欠かせない。

巨人

×