【巨人】亀井、2戦連発弾で同級生・内海の勝利をアシスト「風に助けられましたね」
スポーツ報知

◆阪神3―4巨人(16日・甲子園)
外角へ逃げていく球も、亀井にとってはチャンスボールだった。反対方向へ低く鋭く飛んだ打球は、左翼ポール際のフェンスをギリギリ越えた。「(岡本)和真が安打で出塁してくれたので、自分もいい形でつなごうと。甘いコースに来たので初球から積極的にいけました。感触はよかったんですが、風に助けられましたね」。1点リードの8回無死一塁。マテオの151キロを押し返し、9号2ランでリードを広げた。最終的に1点差で逃げ切ったことを考えれば、値千金の一撃。プライベートでも仲のいい同じ82年生まれの内海の3勝目を“アシスト”した。
前半戦最後の11日ヤクルト戦(神宮)で2発放っており、これで2戦3発。9年ぶりの2ケタ本塁打に王手をかけた。それでも亀井は「特に自分の中で変えているところはないし、本塁打よりも打点をもっと増やしていきたい」ときっぱり。得点圏打率4割3分1厘でリーグトップを走っているだけに、3回2死一、二塁で三振に倒れた場面を「ああいうところでかえさないと、5番を打っている意味がない」と反省した。
球宴期間中は家族とプールに出かけたり、子供の野球の応援に駆けつけたりとフル稼働だったという。猛暑続きで「俺はこの夏の暑さについていけるのか心配だよ…」と苦笑いだが、気温の上昇とともに、バットの威力も上昇中だ。(尾形 圭亮)