【巨人】老川祥一オーナーが辞任、一連の不祥事に「球団の管理体制に不備があるのではないかと考えた」

スポーツ報知
取締役オーナーの辞任について、冒頭に頭を下げる石井一夫代表取締役社長

 巨人は17日、今年6月以降、支配下選手やスタッフに不祥事が相次いだことで、老川祥一オーナー(76)が責任を明確にするため辞任したと発表した。

 都内の球団事務所で会見をした石井球団社長は「まずはプロ野球ファン、巨人ファン、国民の皆さんに深くおわび申し上げます」と深々と頭を下げた。そして一連の不祥事が起きた原因について「選手や職員に対する教育指導に対して、球団の管理体制に不備があるのではないかと考えている。今後、こうしたことが二度と起こらないようにするため、まずは球団幹部の管理、監督責任が問われなければならないと考えるに至った」と説明した。

 老川オーナー「球団内で不祥事が続いたことは誠に残念です。紀律委員会で不祥事の再発防止の具体策を検討するなど手を尽くしてきたつもりでしたが、力が及びませんでした。再発防止についてはすでに発表した通り、具体的な対策を講じ、徹底することにしていますが、そういう措置とともに一番大切なのは選手や球団職員がファンの皆様の期待を裏切らないよう、自らの立場と責任を自覚することだと考えています。今回の不祥事続発を機に、私が自らの身を処することによって、選手、球団職員が一体となって、紀律を引き締め、再発防止にしっかりと取り組んでいってもらいたいと思います」

巨人

×