【巨人】陽、秋山幸二氏の金言を胸に強振「打席に入る時に言い聞かせている」

スポーツ報知
1回2死満塁、陽が右中間に先制となる走者一掃の二塁打を放つ

◆阪神3―5巨人(18日・甲子園)

 巨人が今季2度目の7連勝だ。陽岱鋼が初回2死満塁から走者一掃の先制二塁打、8回1死二、三塁では左前2点打を放ち、この日の全5打点を挙げる活躍でチームを引っ張った。投げては来日2戦目の先発となったメルセデスが7回6安打無失点と好投。2戦12イニングを無失点で自身2戦2勝とした。20日からは、ゲーム差を5に詰めた首位・広島と敵地で3連戦だ。

 陽は打席に入る時に、ある助言を自分に言い聞かせている。6月12日からのソフトバンク3連戦(ヤフオクD)中のこと。解説のため球場にきていた秋山幸二氏(56)から「ボールを追いかけて自分からストライクゾーンを広げてしまっているよ」と助言を受けた。日本ハム時代の06年のフレッシュ球宴に出場した時、パ・リーグ選抜のコーチを秋山氏が務めていた時からの縁で、事あるごとに金言を授けてくれる大先輩の言葉に素直に耳を傾けた。

 その後は「打席に入る時に自分に言い聞かせている。気持ちも楽になりました」。8回の適時打は10球粘った末に最後はストライクゾーンのスライダーを捉えたもの。大切な教えは、この日の一打につながった。(巨人野手担当・後藤 亮太)

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