【巨人】メルセデスの“チカラ飯”はバナナ丼「何もかけないでそのまま食べる」

スポーツ報知
18日の阪神戦、最後を締めたマシソン(右)をハイタッチで出迎えるメルセデス

 巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が18日、阪神戦(甲子園)で7回無失点と好投。育成選手から1軍戦に出場可能な支配下登録選手に昇格し、初登板となった10日のヤクルト戦(神宮)の5回無失点に続き、デビューから2戦2勝の快挙を達成した。

 ドミニカ共和国出身。米マイナーを経て、ドミニカ共和国で行われた巨人の入団テストに合格したハングリー精神に満ちあふれた左投手。来日1年目の昨年は3軍を中心に実戦経験を積んだ。2年目の今年も3月は3軍で大学生との練習試合に登板していたが、登板を重ねるごとに成長し、2軍戦でも好投して支配下契約を勝ち取った。

 日本の厳しい暑さの中で好投を続けるメルセデス。普段生活する球団寮や球場での食事で毎回のように食べるのが「バナナ丼」だ。その名の通りシンプルそのもの。どんぶり山盛りに盛りつけた白米の上に、皮をむいて切ったバナナを何本も乗せてできあがり。その豪快さにチームメートやスタッフはいつも驚いているという。

 「ドミニカではこうやって食べるんです。ソースとかは何もかけずにそのまま食べます。夏だからといって栄養を意識してやっている、とかではなく、いつも通りのことなんです」

 白米でたっぷり炭水化物などを摂取しつつ、豊富な栄養が含まれるバナナでもパワーをチャージ。異国の文化になじむために日本食にも積極的に挑戦しているが、故郷ドミニカ共和国で生活した幼少期から愛するバナナ丼は欠かせないようだ。

 夏バテとは無縁の左腕にこれからも大きな期待がかかる。

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