【巨人】岡本「積極的にいこうと思って」適時二塁打

スポーツ報知
6回無死一、三塁、左翼線に適時二塁打を放つ岡本

◆巨人2―5ヤクルト(24日・倉敷)

 跳びはねてガッツポーズする子供がいれば、オレンジタオルを振り回して大喜びする子供もいた。倉敷マスカットスタジアムのど真ん中、二塁ベース上の岡本は、少しだけホッとしたような表情を浮かべた。「積極的にいこうと思っていました」。3点を追う6回無死一、三塁。3ボールから小川のカットボールを引っ張ると、打球は左翼線へ抜けた。

 広島から岡山入りした23日は、当初予定されていた全体練習を取りやめ、西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の野球チームに所属する小中学生と交流会を開いた。この日の試合には、交流会に参加した子供たちを含め、真備町から165人が招待されていた。「『あっ、あの人だ~』ってなるように、大きいのを打てるように頑張ります」と宣言していた岡本。適時打の直後、同点を狙った本塁への激走はリプレー検証の末にアウト判定へ覆ったが、8回には左前打を放ち、マルチ安打と奮闘した。

 試合後は「初回にもチャンスがあったので、全部打てることに越したことはない」「(本塁アウトは)セーフだったら流れが変わっていたかもしれない」と悔しそうだったが、この日のスタジアムを最も沸かせたのは、背番号25だった。(尾形 圭亮)

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