【巨人】マルティネスが支配下登録へ パワフルな打撃持ち味の両打ち内野手

スポーツ報知
一塁の守備練習を行うマルティネス

 巨人のホルヘ・マルティネス内野手(25)が育成選手契約から支配下登録されることが25日、分かった。これでチームは支配下に68選手を抱えることになる。

 支配下選手登録期限となる31日を前に、マルティネスが夢をかなえる。同じドミニカ共和国出身のアダメス、メルセデスが支配下入りした際には「自分も頑張れば上がれると思ってやっています」と意欲を燃やしていたが、2人に負けじと支配下登録を勝ち取る模様だ。

 持ち味は両打席からのパワフルな打撃だ。来日2年目の今季、2軍で主軸を務めており、6月24日の日本ハム戦(茨城・土浦)では2回に右打席で左翼場外へ先制ソロ、延長10回には左打席で決勝弾と、左右両打席本塁打を達成。ここまで打率2割7分1厘、チームトップでリーグでも日本ハム・清宮に次ぐ2位となる14本塁打、41打点と結果を残していた。

 さらに、今季から2軍で本格的に二塁の守備に挑戦。柔らかいグラブさばきで内野なら捕手以外はどこでも守れるユーティリティーさも魅力だ。外国人枠の兼ね合いもあって1軍昇格などは流動的だが、主将の坂本勇が左脇腹を痛めて7月17日に登録抹消となっている。実戦復帰まで1か月程度かかる可能性も浮上しているだけに有事に備える形となった。ハングリー精神あふれるドミニカンがチームを救う日は必ず来る。

 ◆ホルヘ・マルティネス(JORGE MARTINEZ) 1993年3月29日、ドミニカ共和国生まれ。25歳。ディビーナ・プロビデンシア高からインディアンス傘下マイナー、アストロズ傘下マイナーを経て17年から育成選手として巨人入り。今季は2軍で主軸としてイースタン・リーグ71試合に出場し、打率2割7分1厘、14本塁打、41打点。188センチ、77キロ。右投両打。年俸250万円。

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