【巨人】岡本、6試合ぶりダメ押し18号3ラン 守備でも好捕で山口俊をアシスト

スポーツ報知
8回1死一、二塁、岡本が左越えに18号3ランを放つ(カメラ・橋口 真)

◆巨人5―0中日(27日・東京ドーム)

 自らが描いた高い放物線を、じっくりと見上げた。岡本はスラッガーにだけ許される特別な時間を堪能した。8回1死一、二塁、祖父江の内角高めへ抜けたスライダーを腕をたたんで、軸回転で左翼席中段へ運んだ。「1打席目で似た感じの球を打ち損じていたので」。6試合ぶりの18号3ランで、竜の息の根を止めた。

 普段から打席ごとの切り替えを強調する。3月9日のオリックスとのオープン戦で、今季初めて4打数無安打に終わった。その試合後、志田スコアラーから最後の打席を前に気持ちを切ってしまったことを見抜かれ「4タコで終わるか、4の1にするか。そこが大きな差になる」と指摘された。猛省し、全ての打席ごとに気持ちをリセットすることを約束した。だからこの日も言った。「それまでのチャンスで打ててなかったので、最後くらいはと思っていました」

 守備でも山口俊の快挙をアシストした。7回1死二塁で京田の一、二塁間のゴロを倒れ込みながら好捕。「守備の方は緊張したけど、ああいう場面にいられることもめったにない」と集中力を高めた。最後のアウトは、大島の打球をがっちりつかみ、一塁へスライディングした。「膝をすりむいてヒリヒリします」と笑わせた。

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