【巨人】3安打完封負け…中日・小笠原の“新兵器”右打者内角食い込むカットボールに手を焼く
スポーツ報知

◆巨人0―4中日(28日・東京ドーム)
由伸監督がタクトを振ることすら、できなかった。1点を追う初回2死一、二塁で長野が三ゴロ。これが最初で最後の得点圏の好機だった。「それ(初回の好機)以外は力で押されてしまった感があるね」。3回以降は無安打。前日、山口俊のノーヒッターで快勝した中日に、手痛い“完封返し”を食らった。
小笠原の“新兵器”に苦しんだ。岡本が「前の時には使っていなかった」と話したのは右打者内角へ食い込んでくるカットボール。これに手を焼いた。吉村打撃総合コーチは「右のインコースの出し入れが良かった」と説明する。
吉川尚が連続試合安打を15に伸ばし、両打ちのマルティネスも右打席で中前へ“初打席初安打”。その一方で左投手相手でキーマンになりたい陽、長野、マギーらベテランがそろって無安打では打線は機能しない。
借金は再び4。29日は2年目右腕の高田がプロ初登板初先発する。「緊張感もあるとは思うけど、思い切って投げてくれれば」と指揮官も期待する。打線が援護をして、思い切り腕を振れる状況を作り出したい。(西村 茂展)