【巨人】36歳の内海と亀井、共有する思い「もがいて」「人生かかってる」

スポーツ報知
DeNA打線を封じ込めた内海

◆DeNA0―6巨人(31日・横浜)

 内海は先日、母校・敦賀気比の甲子園出場が決まり、「感動しました」と自分のことのように喜んだ。

 18年前の高3夏は福井大会決勝で敗退。当時の仲間とは今でも親交がある。毎年オフ、同学年で上宮太子出身の亀井とOB戦を企画。同級生を中心にチームを作り、互いの母校のユニホームを着用して軟式野球の真剣勝負をしている。

 今年で36歳。メンバーの中でバリバリの現役は内海と亀井だけ。「みんなそれぞれ働いて、家族を養うためにもがいて頑張っている。自分ももっと頑張らないといけない」。グラブの内側に「家族」と刺しゅうを入れて、1年でも長く現役を続ける決意を胸に秘める。

 この日、レフトの守備位置から内海を見た亀井は言う。「俺らも人生がかかっているから。この年になると失敗が許されない。ダメだったら終わりだから。テツ(内海)はキャンプからすごい練習していた。うれしいですよ」と笑顔だった。

 オフには「いつまで一緒に行ってくれるか分からない。中高生くらいになったら親と行きたくない、とか言うかもしれない」とディズニーランド、ディズニーシーに子供たちと行くのが楽しみという、4児のパパ内海が、マウンド上で最高にカッコいい姿を見せた。(巨人担当・片岡 優帆)

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