【巨人】亀井、「完璧でした」2戦連発11号

スポーツ報知
6回1死、亀井が右中間へ11号ソロを放つ(カメラ・生澤 英里香)

◆DeNA2―3巨人(2日・横浜)

 最後は右腕一本で振り抜く形となったが、亀井の打球は右中間席の上段へ飛びこんだ。「完璧でした。しっかり芯でとらえられました。ひと振りで仕留めることができて良かったです」。2点リードの6回1死、ウィーランドの内角直球をとらえた。2戦連続の11号ソロ。結果的には、この1点で逃げ切った。

 主将の坂本勇に続き、吉川尚も負傷離脱する緊急事態だが、亀井も故障による無念の戦線離脱を何度も経験してきた。「今、いる人間でやるしかない」。チームの戦力になれない悔しさや苦しさはもちろん、自身が不在の間にチームメートが必死で戦う姿を目に焼きつけてきた。ここで下を向くわけにはいかない。

 今季はスタメンとしてグラウンドに立ち続け、09年に25本塁打して以来、9年ぶりの2ケタ本塁打に乗せるなど好調をキープしている。「やっぱり打点。どの1点もデカい。とにかく1点でも多く。相手もあることなのでね」。チームが窮地にいる今こそ、ベテランの腕の見せどころだ。

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