【巨人】意地見せた!亀&マルで7回に同点

スポーツ報知
7回2死三塁、亀井が左前適時打を放つ

◆中日4x―3巨人(3日・ナゴヤドーム)

 マルティネスは両手を挙げ、喜びを爆発させた。1点を追う7回2死一、二塁。吉見の高めに入ったフォークを右翼へはじき返す同点二塁打だ。「何とか同点にしたいと思っていた。(カウントを)追い込まれたけど、打つことができてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 7月28日に支配下選手登録され、7試合に二塁でスタメン出場。途中からは遊撃の守備もしっかりこなす。坂本勇、吉川尚が離脱しチーム事情は苦しいが、穴を埋める活躍を見せる。由伸監督は「いいところが出た。外国人だけど若いし、これからの選手。こういった一本一本が成長につながってくれれば」と、今後のさらなる成長に期待を寄せた。

 亀井もつないだ。2点を追う7回2死三塁、フルカウントからの6球目を左前へタイムリー。5回には右前打を放っており、9試合連続ヒットと好調だ。

 「必死です。走者をかえすために必死でした」とガムシャラな36歳。得点圏打率も3割9分2厘と、坂本勇に次ぐリーグ2位だ。それぞれの選手が1打席を全力で臨んでいる。試合後は「勝たないと意味がないので」と言い残して球場を去った。悔しさをバネに全員が全力で試合に臨む。(玉寄 穂波)

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