【巨人】池田、プロ初勝利ウィニングボールはがんで闘病の義父へ
スポーツ報知
◆中日4―6巨人(4日・ナゴヤドーム)
テンポ良くアウトを積み重ねた。池田が試合の流れを引き寄せた。4―4の6回から2番手で登板。2イニングを2安打無失点に抑えると、味方が8回に勝ち越し。プロ45登板目で初勝利が記録され「僕は中継ぎですが、プロで1勝を挙げるのは本当に難しいことなんだなと思いました」と白星の重みをかみしめた。
2年目の今季は上半身のコンディション不良のため開幕2軍。5月に初昇格したが、打球直撃の影響で6月に再び降格。7月下旬から1軍に復帰した。カミネロ、上原、マシソンが登録抹消という状況で貴重な左のリリーフ。今後も大事な場面の起用が増えそうだ。
ヒーローインタビューを受けた後、プロ初セーブのアダメスにウィニングボールをもらった。「僕の奥さんのお父さん(義父)にプレゼントしたい。去年から闘病生活で。がんであまり先が長くないと言われていて。その励みになればという気持ちで渡したいです」と大切に持ち帰った。