【巨人】阿部、約２か月ぶりスタメンでＶ３ラン「松井さん、原さんの前で打ててうれしい」

◆巨人３―１阪神（８日・東京ドーム）

　巨人・阿部慎之助内野手（３９）が８日の阪神戦（東京ドーム）で、初回に先制の６号３ランを放った。

　６月１７日のロッテ戦以来、約２か月ぶりのスタメンで存在感を見せつけた。２死二、三塁から阪神・才木から右翼席中段へ運んだ。お立ち台では「最高で～す」を連発し、観客を沸かせた後で「心拍数があがりました。すごく突如決まったので、びっくりしました」と話した。

　追い込まれていたが一振りで仕留めたＶ３ランに「変化球を頭に入れながらうまく反応できました」と自画自賛。

　これで２２７人の投手から本塁打を打ったことになり、阪神・金本監督（２２６人）を抜き、歴代２位となった。１位のタフィ・ローズの２２８人越えも見えてきたが「そうなんですね～」と素っ気なく答えた。

　「たまにしか出ないですけど、熱い声援をありがとうございます。今日は松井（秀喜）さん、原（辰徳）さんのダブル解説だったので、その前で打ててうれしいなと思います」と話すと、実況席の２人をみつめ帽子を掲げて喜びに浸っていた。