【巨人】マギー、トドメの14号「どこだろうが、その日の試合に勝つことが重要」

スポーツ報知
6回無死一塁、左中間に2ランを放つマギー

◆広島4―8巨人(12日・マツダスタジアム)

 余計な先入観は捨てた。マギーは来た球を強く叩くことだけに集中した。6回無死一塁。初対戦となった高橋樹の2ボール1ストライクから甘く入ったチェンジアップを仕留めた。打球は弧を描いて、左中間席に飛び込んだ。「何となくの球種は分かっていたが、初めて打席に立つ時は、打てる球が来たら逃さないことを心がけている。自分のスイングで捉えることができて良かったよ」。6戦ぶりの一発となる14号2ランでとどめを刺した。

 初回にも中犠飛で先制点を叩き出すなど、2安打3打点の活躍。昨年8月11日以来、1分けを含んで13連敗を喫していたマツダスタジアムの呪縛を解く原動力となった。「自分たちの状況を考えれば、マツダで勝ったとかではなく、たとえ東京Dだろうが神宮だろうが、その日の試合に勝つことが重要。そういう意味で今日勝てたことがうれしいね」。チームや自身の結果にかかわらず、日が変わればまた一から。これが抜群の安定感を誇るベテラン助っ人の信条だ。(西村 茂展)

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