【巨人】陽岱鋼、象を守る弾!「世界ゾウの日」に前夜のミラクルから2戦連発

スポーツ報知

◆広島4―8巨人(12日・マツダスタジアム)

 明るさが残る広島の空に高々と放物線を描いた。陽の打球は前夜の「奇跡の一発」と似たような打球を右翼席に運んだ。1点リードの2回1死、福井の外角145キロ直球をとらえて8号ソロ。「力まずにスイングしようと思っていた。コースに逆らわずしっかりはじき返すことができました」。2戦連続の一発を手応えたっぷりに振り返った。

 11日は9回2死、1ボール2ストライクの土壇場で中崎から右翼席への同点ソロ。チームは価値ある引き分けに持ち込んだ。「きのう全員で粘ったから今日につながったと思います」。6回にも中前安打を放ってマルチ安打。昨季から続くマツダでの連敗を13で止める勝利に大きく貢献した。

 8月12日は「世界ゾウの日」。密猟などで絶滅危機にあるゾウの保護を訴える目的でタイの団体などが制定した日だ。日頃から動物愛護に関心を示す陽は球団から「ゾウ・ダイカン」という象のパペット人形をこの日発売。「動物たちを守りたいという思いで、お役に立てるよう支援に努めたい」と収益全額をこの団体に寄付する活動を始めた。

 打率2割4分2厘に満足はしていない。グッズの売り上げも、バットで良い結果を出せば出すほど伸びるはずだ。(片岡 優帆)

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