【巨人】球団初の5者連続タイムリーで4点差逆転サヨナラ!マギーが締めた

2018年8月20日6時0分  スポーツ報知
  • 9回1死一、三塁、サヨナラ打を放ったマギー(手前)は、長野(左から2人目)にコールドスプレーを吹きかける手荒い祝福を受けた(左から今村、1人おいて陽、宇佐見=カメラ・矢口 亨)

 ◆巨人6x―5中日(19日・東京ドーム)

 巨人が1―5の9回1死一、二塁から5連打で逆転サヨナラ勝ちした。代打陽岱鋼の二塁打で1点。長野の内野安打、代打・大城の二塁打、田中俊の右前打で追い付き、最後はマギーが左前打した。最終回に4点差逆転のサヨナラ勝ちはチーム3度目。もちろん、5者連続タイムリーではチーム初だ。4番手の3年目・中川がプロ初勝利。夏の高校野球に負けない熱戦を繰り広げ、4カードぶりの勝ち越しを決めた。

 高校野球のような最終回の大逆転劇が完結すると、マギーは歓喜の輪の中に飛び込んだ。9回。4連打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁。マルティネスの初球チェンジアップを鋭く振り抜き、左前にサヨナラ打を決めた。興奮のまま上がったお立ち台では「息切れしてすみません」と一呼吸を置いた後、「巨人に来て2年目で初めてのサヨナラ(打)。素晴らしい気持ち、雰囲気でした」と笑みを浮かべた。

 ドラマは4点を追う最終回に待っていた。スタンドには敗色濃厚の空気が漂い、ファンは少しずつ帰路に就いていた。それでも、巨人ベンチは誰一人諦めていなかった。先頭の阿部が死球、1死から山本が四球で一、二塁とすると、代打・陽が右中間二塁打、長野は遊撃内野安打で2点差に迫った。

 なおも1死一、三塁から、代打・大城、田中俊の新人コンビの連打で同点に追いつくと最後はマギーが決め、5連打で今季2度目のサヨナラ勝利。由伸監督は「最初に阿部が塁に出たというところでね。回の先頭が塁に出ると、特に最終回は雰囲気が出てくるのか、ああいうのはあるね」とうなずいた。

 心に植え付けられた高校球児のスピリットが、マギーの最後の一打につながった。来日してからこの時期はテレビで夏の甲子園を観戦するのが日課となっている。大会NO1右腕・金足農(秋田)の吉田輝星(こうせい、3年)について「見ていて驚かされる」と注目選手のチェックも欠かさないが、熱戦を目にする度に再確認することがある。

 「高校野球を見て感銘を受けるのは、球児たちがゲームセットまで全力で、諦めないでプレーする姿。そこが一番、胸を打たれる瞬間。球児の姿を見ていると、そういうことが必要だと思い出させてくれる」

 その姿を体現するかのように、最終回の攻撃中は安打が出る度にベンチが総立ちとなるなど、チームは一丸だった。そして、00年9月24日の中日戦(東京D)で江藤の同点満塁弾、二岡のサヨナラ弾で優勝を決めた伝説の試合以来、18年ぶり3度目の9回に4点差をひっくり返しての逆転サヨナラ勝ちが生まれた。

 これでチームは4カードぶりの勝ち越しで、中日戦のシーズン勝ち越しも決めた。この日の白星に、指揮官は「普通に勝てるのが一番いいけど、こういう勝ちもチームに勢いが付く。来週に向けて弾みにしたい」と手応え。マギーも「負けられない試合が続く。一つでも上の順位で終われるように」。シーズン残り31試合も、一戦必勝で戦い抜く。(後藤 亮太)

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