【巨人】内海、右足打球直撃も7回1失点5勝目

スポーツ報知
7回1失点で5勝目を挙げた内海

◆DeNA1―4巨人(21日・横浜)

 気合があふれ出た。内海は3点リードの5回2死二、三塁。筒香を内角低めの速球で中飛に締め、拳を握った。5回まで毎回安打を許したが、内角への直球とキレのあるスライダーなど変化球で緩急をうまく使い7回7安打1失点。「粘り強く投げることができた」と5勝目を飾った。

 7月31日のハマスタで自身4年ぶりの完封勝利。だが、以後2戦とも結果が出ず苦しんだ。試合前には斎藤投手総合コーチから「ヒットを打たれても粘り強く投げてくれればいい」と背中を押された。「今日は気合が入った。取り返そうと思って、試合をつくれて良かった」。2回に打球が右足を直撃するアクシデントもあったが「ちょっと腫れているけど問題ない」と説明した。

 相手先発の平良は、ともに自主トレを行った弟分的存在。昨年9月9日にイースタンで投げ合い「1軍でも投げ合えたらいいね」と話し、この日の対戦を迎えた。平良がプロ初勝利を挙げた時は自分のことのように喜び、沖縄自主トレメンバーのグループLINEで全員が祝福した。「気にはしなかったけどいい勝負ができたと思う」。36歳ベテランの力はチームにとって欠かせない。

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