【巨人】吉川光、終盤に150キロで好投…筒香弾を反省も斎藤コーチ「上出来」
スポーツ報知

◆DeNA2―0巨人(22日・横浜)
球数が増えても球威が落ちなかった。巨人の先発・吉川光は腕を振って攻めた。6回2死。ロペスに対し、この試合87球目で最速となる150キロでファウルを打たせ、最後は117キロカーブで空振り三振。33キロ差の緩急で幻惑した。7回105球4安打2失点。筒香に2ランは浴びたが、役割を果たした。
「自分のことよりもチームが勝たないとダメだと思う。相手より先に点を取られないようにしないと」
試合後は敗戦の責任を背負ったが、味方打線が完封負け。斎藤投手総合コーチが「7回2失点は上出来。前までは100球くらいでヨレヨレすることもあったけど、乱れることがなくなった」と合格点を与えた。
7月はリリーフとして1軍に帯同。左手骨折のヤングマンに代わり今月から先発に再転向した。以来4度の先発で3度のクオリティースタート(6回自責点3以下)をクリア。「リリーフと同じ気持ちで1イニングずつ。いい球と悪い球の差をなくして平均点を上げたい。100点の球は投げ続けられないですけど、低い点数の球を少なくしたい」というイメージ通りの安定した投球を続けている。
日本ハム時代の13年から続いていた8月の連勝は8でストップ。自身5年ぶりの8月黒星となったが、次につながる投球だった。
(片岡 優帆)