【巨人】坂本勇、イースタンで豪快フルスイング「早く1軍の舞台でやりたい」

スポーツ報知
笑顔MAX復帰戦は3打数無安打に終わった坂本勇だが、ベンチでは明るい表情を見せた(カメラ・佐々木 清勝)

◆イースタン・リーグ 巨人12―1DeNA(23日・ジャイアンツ)

 体がのけぞるほど豪快なフルスイングを坂本勇が見せると、スタンドからはどよめきが起きた。

 2打席凡退で迎えた8点リードの3回2死二塁。2ボール1ストライクからDeNA新人先発右腕・阪口の高めの直球を豪快に振り抜く。バックネット裏へのファウルとなったが、打った直後も肉離れした左脇腹を気にすることなく、完全復活を印象付けた。「1、2球は強いスイングをしようと。思い切って振りましたけど、特に問題なく終われたので今の時点ではよかったかな」と振り返った。

 「1番・DH」で出場。初回は見逃し三振、2回1死では投ゴロ、最後の打席も結局三ゴロに倒れたが、「3打席だけでしたけど楽しかったですし、早く1軍の舞台でやりたいという気持ちはさらに強くなりました」とうなずいた。

 試合前の“対決”も、実戦感覚を養う貴重な機会となった。フリー打撃では、再調整中の上原が打撃投手を務めた。33球中17球で打席に立ち「キレもありましたし、フォークをインサイドや外に投げたりする投手はいないので、さすがだなと思いました。ありがたかったです」と頭を下げた。

 24日のイースタン・日本ハム戦(鎌ケ谷)は遊撃でスタメン出場する予定。今後について「明日(24日)問題なければ(1軍に)上がれればいいなと思います。僕だけの判断にはならないかもしれないし、1、2試合は守ってくれと言われるかもしれないですが、できるだけ早く戻りたい」と25日の阪神戦(東京D)からの1軍復帰にも意欲を示した。(後藤 亮太)

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