【巨人】メルセデス、球団史上初の育成出身完封勝利!投打に活躍でチーム連敗止めた

スポーツ報知
お立ち台でジャビットとガッツポーズをするメルセデス(カメラ・中島 傑)

◆巨人2―0阪神(24日・東京ドーム)

 巨人が阪神を2-0で下し、連敗を2で止めた。先発のメルセデスは阪神打線を9回2安打無失点に抑え、来日初完封で4勝目を挙げた。育成出身投手の完封勝利は、球団史上初の快挙となった。ヤクルトが敗れたため、8月15日以来の2位に浮上した。

 ドミニカ共和国出身の左腕は、猛虎打線に二塁を踏ませない完璧な投球だった。安打は6回にナバーロに許した中前打と、8回に俊介に打たれた遊撃内野安打のみ。与えた四球は2つで、三振は7つ奪った。試合後のヒーローインタビューで「スーパーがたくさんつくほど嬉しく思います。スーパースーパーうれしい」と大喜び。「今まで練習してきた甲斐があったと思います。まだ続くのでしっかり練習してチームを助ける働きをしていきたい」と貢献を誓った。

 この日は球団史に残る投球だけでなく、打撃でも活躍した。1点リードの4回2死一塁。自身来日初安打となる左中間適時二塁打を放ち、自ら追加点をたたき出した。「完封と初ヒットが同じ日にできると思っていなかったので、2つのことが達成できてうれしい」と笑顔を浮かべていた。

 2戦連続完封負けだった巨人は、2回1死満塁で山本が四球を選び、押し出しで23イニングぶり得点で先制。その後はメルセデスが投打に活躍して逃げ切った。

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