【巨人】岡本、自身初の3戦連発「なんとかしようと思っていました」
スポーツ報知

◆巨人5―10広島(28日・東京ドーム)
4番としての意地だったのだろう。岡本は表情ひとつ変えず力強くバットを振り抜き、淡々とダイヤモンドを一周した。「終わるまで試合は続いているので、打席が回ってきたら、なんとかしようと思っていました」。9点ビハインドの9回無死。ど真ん中に入ってきた今村の直球を、左翼席の最前列へ押し込んだ。自身初となる3戦連発の26号ソロ。大敗ムードで静まり返る東京Dに光をともした。
この一撃から打線が息を吹き返し、陽の2点打、大城のタイムリーで4点を返した。結果を見れば5―10の完敗に違いはないが、無抵抗で終わらなかったことは救いだった。「チャンスで2度凡退してしまった。いいところで打てるようにやっていきたいです」と岡本。初回2死二塁で中飛、3回2死一、二塁で遊ゴロと得点機で振るわず、守備でも捕球ミスはあったが、汚名返上して次戦につなげた。