【巨人】2度のリードを守れずドロー 菅野が7回突然の乱調…延長戦は両軍決め手欠く

スポーツ報知
延長12回1死二、三塁、大島の二ゴロを二塁手・田中俊が本塁に送球、本塁を狙った三塁走者・藤井をタッチアウトにする(捕手は大城)(カメラ・矢口 亨)

◆中日5―5巨人=延長12回規定により引き分け=(1日・ナゴヤドーム)

 巨人が5―5で延長12回、規定により引き分けた。この試合では2度のリードを奪ったが、逃げ切れず。延長戦でも決定打を欠いて、今季最長の4時間49分となった一戦で勝利をつかめなかった。

 序盤の4点リードを2戦連続完封中だった菅野が守れなかった。巨人は初回、マギーの右中間への適時二塁打で先制。3回には4番・岡本の27号ソロ、6番・ゲレーロの13号2ランで3点を追加し、4―0とした。

 しかし7回に暗転した。6回まで2安打投球で3戦連続完封も見え始めた菅野だったが、先頭・平田への四球をきっかけに4長短打で同点に追いつかれ、この回限りで降板した。自身26イニングぶり失点が、チームにとっても痛いものとなってしまった。

 巨人は9回、3四球と暴投で1点を勝ち越した。ところがその裏、3番手・アダメスが1死二、三塁で福田に中犠飛を許し、試合は再び振り出しに戻った。

 その後は、両軍とも走者を出しても決め手を欠いた。巨人は延長12回、先頭の吉川大が岩瀬から中前打で出塁。田中俊が投犠打で1死二塁と勝ち越し機を作った。しかし、石川が三ゴロ、大城が二ゴロと通算406セーブの左腕の老かいな投球の前に、決定打を放てなかった。

 その裏には巨人7番手・野上が、サヨナラ負けのピンチで何とか踏ん張った。先頭・藤井に右越え二塁打。平田には申告敬遠で、京田に投犠打で1死二、三塁とされた。大島には二塁手・田中俊の正面へのゴロをを打たれたが、本塁で三塁走者を刺して2死一、三塁。ビシエドには申告敬遠で2死満塁となった。最後は代打・大野を三ゴロに打ち取った。

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