【巨人】菅野、4点リード守れず…借金4で残り20試合 後ろを振り返る時間はない

2018年9月2日6時0分  スポーツ報知
  • 7回に同点に追いつかれベンチに戻る菅野(左)とベンチで険しい表情を見せる高橋監督(カメラ・中島 傑)

 ◆中日5―5巨人=延長12回規定により引き分け=(1日・ナゴヤドーム)

 今季最長4時間49分、延長12回の死闘の末、中日と引き分けた。3戦連続完封をかけて先発したエース菅野が“魔の7回”に4点差を追いつかれた。6回までは2安打で二塁すら踏ませず。7回に先頭に四球を出した後、4安打で4失点した。暴投で1点を勝ち越した9回はアダメスが追いつかれ、勝ちきれず。その後も得点を奪うことができなかった。これで今季延長戦は3分け4敗。いまだ白星を手にすることができていない。

 何とか守りきった。由伸監督は、土俵際で踏みとどまったナインを拍手で出迎えた。勝利の可能性が消えた12回、本塁クロスプレーのリプレー検証という紙一重の攻防も乗り切り、最後は2死満塁を野上がしのいだ。「みんなでよく守ったと思うよ」。今季チーム最長4時間49分、ベンチ入り25人中23人が出場する総力戦で引き分けに持ち込んだことを、まずは評価した。

 当然、負けるよりドローのほうが良い。ただ、勝てた試合、勝ちたい試合だった。由伸監督は4点リードの7回に4失点した菅野について「今日はそれが全てだよね。4点以内で勝ちきらないといけない。あのイニングを何とかしてほしかった」と振り返った。

 7回無死一塁から3連打で2点を返され、2死一、三塁から福田の左中間二塁打で追いつかれた。8回に代打を送られ7回4失点で降板。6完投など開幕からフル回転で何度もチームを救ってきただけに、菅野だけを責めるわけにはいかないが、エースは延長戦にもつれた責任を背負った。

 菅野「今日は4―0で勝ちきらないといけないゲームでした。いろんな人に無駄な仕事というか、そういうことをさせてしまったので申し訳ないです」

 6回まで2安打で二塁を踏ませず68球の完封ペースだったが、「調子はそんなに良くなかった」という。7回の先頭は好調の平田。フルカウントから外角低めの速球がわずかに外れ、流れが中日に傾き始めた。

 「思い返すと、完封というのが頭にあるので、あそこで甘いところに投げて打たれるのも嫌だったなと思います。なかなかそこの気持ちの兼ね合いというか」

 試合前まで2試合連続完封中。自身2度目の3試合連続となれば2リーグ制後、52年ぶり3人目の偉業だった。相手を0点に抑えれば良い流れを持っていける。チームのことを第一に考え、1点も与えたくないという責任感、心理が微妙な制球に影響したようだ。

 攻撃面では8回以降、4イニングで得点圏に走者を進めながら、9回の相手の暴投による1点だけ。中でも陽が同点の9回1死満塁で三振、11回1死一、二塁で遊ゴロ併殺と沈黙した。由伸監督は「バント失敗だったり、そういうところをしっかりやって、もう1点取れていればまた違った」と細かい課題を指摘した。

 「いい教訓にして次また長いイニング、完封を目指して頑張りたいです」と菅野。チームは今季、7度の延長戦で白星なしの3分け4敗。借金「4」で残り20試合となった。後ろを振り返っている時間はない。(片岡 優帆)

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