【巨人】阿部、沢村“再生”に喝!「セットが長いんだよ」

スポーツ報知
阿部(左)がチェックする前でキャッチボールする沢村(カメラ・矢口 亨)

 巨人・阿部慎之助内野手(39)が7日、沢村拓一投手(30)の“再生”に乗り出した。甲子園で行われた全体練習時、投手コーチばりに約20分間のマンツーマン指導を行った。

 外野グラウンドで沢村が個別練習として捕手を座らせて強めのキャッチボールを行おうとした時、阿部が歩み寄った。投球を後ろから見守りながら、真っすぐ踏み出せ、と言わんばかりに手を伸ばして指示したかと思えば、打席に立ったり、最後は捕手の後ろの球審の位置からも球筋やフォームをチェック。「セット(の時間)が長いんだよ。守ってても飽きてしまう」とテンポのいい投球を心掛けるよう明かしたが、それは助言内容のほんの一端だろう。

 中大の大先輩からの指導を受け、沢村も「打者としてや捕手として、今までの僕にない見方での助言をいただいた。吸収して必ずプラスにします」と意欲を新たにした。救援陣は先発から山口俊が抑えに回るなどスクランブル態勢になっているだけに、経験のあるこの男の復活は不可欠だ。

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