【巨人】内海が引退の杉内を惜しむ「スーパーでした。憧れの存在」

スポーツ報知
2017年、杉内と練習で笑顔を見せる巨人・内海

 巨人の内海哲也投手(36)が12日、今季限りで現役引退することが分かった杉内俊哉投手(37)との思い出を振り返った。

 同じ左投手で、公私ともに親しい先輩。12年にソフトバンクから移籍した際、当時の選手会長だった内海が食事会など積極的に交流する場を設け、チームに溶け込める環境をつくった。

 09、13年WBCでは一緒に日の丸を背負って戦い、13年のシーズンでは巨人のリーグ連覇に貢献。楽天との最終第7戦までもつれた日本シリーズの激闘を戦った。

 内海はこの第7戦の記憶が、今も鮮明に残っているという。先発した杉内が2回途中で降板。星野楽天が雨の中の熱戦を制して日本一に輝いた。

 「13年の楽天との日本シリーズで杉内さんが第7戦に先発したんですけど、打たれて、ロッカーで涙している姿を見たのを覚えています。あの一回だけです」

 通算142勝、沢村賞、ノーヒットノーラン、通算2156奪三振など輝かしい実績を誇る杉内は、内海にとって目標の大投手だ。

 「めっちゃ寂しいです。ケガなのでしょうがないですけど、本人が一番無念だと思うので。32、33歳で(FAで)新しいチームに入って、もう一回そこから人間関係を築くのは大変なこと。ここ一番というところで抑えるし、ノーヒットノーランもするし、スーパーでした。憧れの存在です」

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