【巨人】菅野、尊敬する杉内の引退に「記録を抜けるように頑張っていきたい」

スポーツ報知
巨人の杉内と菅野

 巨人の菅野智之投手(28)が12日、現役引退を表明した杉内俊哉投手(37)から学んだことを胸に、さらに上を目指す決意を示した。

 菅野はプロ1年目の2013年、杉内、内海らと先発としてチームのリーグ優勝、日本シリーズに大きく貢献。尊敬する杉内は公私ともに親しく、背中を追ってきた。

 杉内は最近の3年間はケガとの戦いだったが、苦しい中でも菅野の結果をいつも気にして見ていた。菅野は「長くリハビリされていましたけど、いつも自分の結果を気にかけてくれて、いいピッチングをすると、ナイスピッチングと連絡をくれたり、打たれたら、また次、頑張ってと。すごく励みになりました。公私ともにお世話になった先輩です」と感謝の思いを口にした。

 大投手の杉内と一緒に野球をやってきた中で、学んだことはたくさんある。「杉内さんに言われたのは『態度に出すな』と。うまくいかないこともありますし、思うようにいかないこともたくさんありますけど、いい時も悪い時も、とにかく毅然とした態度で、そういった姿はみんな見ているからと、すごく言われました」と振り返った。

 杉内は通算316登板で142勝77敗、48完投21完封、防御率2・95。2091回1/3で2156奪三振、シーズン200奪三振以上が4度、1イニング4奪三振の日本タイ記録、最高勝率3回、最優秀防御率1回、最多勝1回、最多奪三振3回、MVP1回、ベストナイン1回、沢村賞1回、ノーヒットノーラン1回という輝かしい成績を残した。

 現在、巨人のエースとしてチームの先頭に立つ菅野は「寂しい気持ちはありますけど、杉内さんの残した記録はすごいですし、そういうものを抜けるように、しっかり頑張っていきたいです」と話した。

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