【巨人】田口、悔し7回途中2失点「畠さんに申し訳なかった」
スポーツ報知

◆巨人2―4ヤクルト(13日・東京ドーム)
痛烈なゴロが三遊間を抜けた。田口は悔しそうに表情を引き締めた。1点リードの7回1死一、三塁。この日96球目、青木に外角スライダーを左前に運ばれ同点にされた。それまで無失点と粘ってきたが、ベンチはここで交代を決断。2番手の畠がバレンティンに勝ち越し中前適時打を浴び、田口の失点は2となった。
「立ち上がりが良くない中で集中して入れました。ただ、緊迫した大事なイニングでタイムリーを許してしまう詰めの甘さが出てしまった。畠さんにも申し訳なかったです」
8月30日の広島戦(東京D)以来の1軍マウンド。2軍で過ごしたこの期間は「自分は調整という投手じゃない。1つでも上の段階にいけるいようにやっていかないと」と坂道ダッシュなど強化メニューも積極的に取り入れた。この日は山田哲から内角直球で空振りを取るなど、球のキレは明らかに良くなっていた。
打線が苦しむ中、6回まで無失点で1―0の投手戦を演じた。由伸監督は「田口を含めて投手はよく頑張ってくれている」と話し、斎藤投手総合コーチも「よく投げた」と評価した。8敗目を喫したが、シーズン終盤へ明るい好投だった。