【巨人】杉内、ヤングGへ最後のエール「チャンスつかめ」

スポーツ報知
2、3軍にあいさつに訪れた杉内

 今季限りでの現役引退を表明した杉内俊哉投手(37)が14日、ジャイアンツ球場を訪れ、2、3軍の首脳陣、同僚、スタッフらに改めてあいさつをし、選手たちに「チャンスをつかんで」とメッセージを送った。

 背番号「18」のユニホームを脱ぎ、黒いスーツ、ピンク色のネクタイで現れた杉内。15年に右股関節手術を受けてから約3年間、1軍での登板はなし。同球場は近年、リハビリに明け暮れた場所だった。

 今年の3軍沖縄春季キャンプでは、ひと回り下の育成選手と長い時間を過ごした。「若い選手と話すこともできたし、こっちも勉強になった」と感謝の思いを口にしつつ、プロは厳しい世界だと説いた。通算142勝、沢村賞など数々の栄光は日々の努力のたまもの。「1軍で活躍する選手はひと握り。みんなと同じ練習をしていても変わらない。俺もコソコソ練習してたもんなぁ」と笑った。

 前日13日は、背中を追い続けたという同世代の中日・松坂が阪神戦で6勝目を挙げたとあって「ネットで結果を見ました。勝って良かったね。彼のおかげでここまで来られた」と喜んでいた。

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