【巨人】不運、リクエスト適用外のコリジョンで判定覆った

スポーツ報知
4回1死二、三塁、井納の二ゴロに本塁を狙った三塁走者の桑原(右)はアウトの判定も大城が走路をブロックしていた

◆DeNA4―2巨人(14日・横浜)

 巨人がミスを重ね、筒香に今季12本塁打目を浴びるなど力負けし、1分けを挟んで3連敗となった。先発・内海は5回、筒香とソトに連弾を食らうなど、5回4失点と粘れずに5敗目。打線も4点を追う7回、大城の4号ソロをきっかけに反攻を試みたが、及ばなかった。今季の対DeNA戦の負け越しも決定し、2位・ヤクルトとのゲーム差は4に広がった。15日にも優勝の可能性が完全消滅する。

 審判団は4回のコリジョンによる判定変更について、ラミレス監督のアウト、セーフに関するリクエストを受けてリプレー検証を行った結果、映像でコリジョンを確認して得点を認めた―との見解を示した。

 コリジョンはリクエスト適用外だが、丹波球審は「監督がリクエストしなければタイムをかけて審判を集め、(審判主導で映像を)見に行くかを決めていたと思う」と説明。今回は送球によって大城の足が走路を塞ぐ形となったが、悪質なケースはリクエストを受け付ける前に審判主導で映像を確認する場合もある。

 8回1死二塁では岡本がバットを振りながら投球を受けるシーンがあった。死球でノースイング判定後、ラミレス監督がリクエスト。ハーフスイングもリクエスト適用外で、判定は死球のままだった。リクエストの行使は「速やかに」と義務づけられているが、時間が空いたことに関しては、「ボールデッドだったため」(責任審判の佐々木一塁塁審)と説明した。

 リプレー検証後の判定に対する異議は禁止されており、スイングを訴え続けたパットンは退場。アグリーメントには「異議を唱えた場合、監督は試合から除かれる」と明記されているが、佐々木塁審は選手も含まれるとの見解を示し、「今までなかったケース」と話した。

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