【巨人】岡本、志願の強行出場も実らず!3打数無安打「切り替える」

スポーツ報知
前日に死球を受けるもテーピングして試合に出場した岡本(カメラ・中島 傑)

◆DeNA3―1巨人(15日・横浜)

 強行出場も実らなかった。打球がファウルゾーンの一塁手のミットに収まると、岡本は肩を落としてベンチへ戻った。1点差に迫った7回1死一塁。三上の149キロの低め直球を仕留めにいったが、一邪飛に倒れた。前日14日に右手親指付近に死球を受けて途中交代したが、この日も4番でスタメン出場。3打数無安打に終わった。試合後は「(痛みは)全然大丈夫です。出られるか出られないかと言ったら出られるので」と振り返った。

 志願の出場だった。14日の試合では死球を受けて交代後、病院へ直行した。一夜明け、親指と小指にはテーピングが施されていたが、村田ヘッドコーチが「出たいと言ったからな。出続けるという強い気持ちは大事」と話す通り、首脳陣に出場を直訴したという。

 試合前練習では左翼でノックを受け、室内練習場では打撃練習と通常のメニューを消化。テーピングを施した指を通すため、打撃手袋の2本の指の部分を切って対処するなど、大事な戦いへ執念を見せていた。

 しかし、ここまで31本塁打、94打点の主砲が沈黙したことなどもあり、チームは敗れた。1引き分けを挟み4連敗中と苦境は続くが、岡本は「(16日から)カードが変わるので、東京ドームに戻って切り替えて戦いたい」と、16日からの中日2連戦(東京D)を見据えた。(後藤 亮太)

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