【巨人】長野、チャンスで2度凡退「あそこで打っていれば…」

スポーツ報知
7回無死一、三塁、捕邪飛に倒れる長野

◆阪神0―0巨人=延長12回規定により引き分け=(24日・甲子園)

 巨人は投手陣の踏ん張りで延長12回スコアレスドローに持ち込んだ。メルセデスが8回を投げ、阪神戦は3登板で24イニング連続無失点。9回は畠がつなぎ、最後は守護神の山口俊が3回を無安打で5三振を奪う圧巻の投球を見せた。打線は7回無死一、三塁の好機をものにできないなどわずか4安打と沈黙し、延長戦は4敗5分けと1勝もできず。06年以来のシーズン勝ち越しがなくなり、4位DeNAとは0・5ゲーム差で、自力でのCS進出は再び消滅した。

 長野は天を仰ぎ、ガックリ肩を落とした。相手のミスでもらった0―0の7回無死一、三塁。岩貞の高め直球を打ち上げ、捕邪飛に倒れた。「あそこで打っていれば…。ああいう場面はノーアウトで打たないとなかなか点が入らない。申し訳ないです」。後続も倒れて無得点。11回2死二塁でも遊ゴロと、チャンスで沈黙した。

 22日のヤクルト戦(東京D)では3安打2打点と復調の兆しを見せていただけに、高橋監督は「一番のチャンスはそこ(7回)だったから。何とかしてほしかった」と唇をかんだ。休養日と練習日をはさみ、28日のDeNA戦(東京D)から再びヤマ場を迎える。「ピッチャーがしっかり抑えてくれたのに勝てなかったので、次は打てるようにしっかり調整していきます」と長野。挽回のチャンスはまだある。

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