【巨人】阿部、残り6戦全部勝つ!「勝って、待つしかないでしょ」
スポーツ報知

巨人の阿部慎之助内野手(39)が26日、チームを鼓舞する残り6試合全勝宣言を発した。広島が3連覇を果たしたこの日、チームはG球場で全体練習。DeNAが3位タイに浮上し、巨人より3試合多く残すためCS進出争いは激化の一途をたどる。そんな中、百戦錬磨のベテランは「全部勝って、待つしかないでしょ」と大号令。人事を尽くして天命を待つのみだ。
当たり前のプレーを積み重ねる。約2時間の練習では、フリー打撃と並行してマシン相手にバント練習を行った。阿部は率先するように黙々と打球を転がした。背番号10を追うように長野が、陽岱鋼がと続いた。24日の阪神戦(甲子園)では初回に立岡、延長10回には小林が走者を送れず、スコアレスドローに終わった。今季、巨人の犠打成功率は6割7分4厘でリーグ最低。9月のチーム打率はここまで2割1分3厘と月別最低だけに、小技の徹底は大きな鍵を握る。
一戦も落とせない緊迫した6試合。由伸監督は、岡本ら若手に対し「経験したことがないと分からないわけだから。経験するというのは大事なこと」と飛躍の糧となることにも期待している。今こそ意地を見せる時。一つ一つ星を拾い、次のステージへと勢いをつける。(西村 茂展)