【巨人】杉内、引退セレモニー「巨人軍で引退できることを誇りに思います」

スポーツ報知
引退セレモニーで感極まる杉内

◆巨人5x―4広島(30日・東京ドーム)

 巨人が長野の中前適時打で、逆転サヨナラ勝ち。本拠地最終戦を飾り、3位の座を死守した。公式戦は残り3試合。

 ドーム最終戦が終わり、今季で引退する杉内俊哉投手(37)があいさつを行った。巨人チームメートからは3回胴上げされた。

 ◆杉内俊哉投手引退あいさつ

 ソフトバンクで10年、巨人で7年。特に巨人ファンにはFAで入団した際に温かく受け入れていただき、僕が投げた時には、熱い応援をしてくださり、本当に感謝しています。

 巨人入団1年目にノーヒットノーランをした際、あの9回の、あふれんばかりの「杉内コール」は今でも、そしてこれからも忘れることはありません。

 いろんな方の支えがあって、今日という日を迎えられています。

 勝った負けたで自分の感情の起伏が激しい中、一番近くで支えてくれた嫁と息子に本当に感謝しています。福岡で緊張しながら応援してくれたおじいちゃん、おばあちゃん、女手一つで僕を育ててくれたお母さん、幼い頃に障害を持ちながらも懸命に生きて、懸命に僕を応援してくれたお姉ちゃん、勝っても負けてもいつもと変わらず接してくれてありがとう。彼女のおかげで、僕は小さいときに強い心を育んで、負けない気持ちを今まで持ち続けることが出来ました。

 今日で引退しますが、これからも父親として長男として家族を支えて行きます。

 僕の願いとしましては、毎年セ・リーグ6球団が競い合い切磋琢磨(せっさたくま)して、ファンの皆様に1試合でも多く、熱い試合をしびれる試合を、またはハラハラドキドキするような試合を多くすることを望んでいます。

 FAで巨人に入団して、これだけのファンの前で投球できて、チームメートと出会えて。そして最後は、巨人軍で引退できることを誇りに思います。17年間、応援してくださったソフトバンクファン、巨人ファンの皆様に出会えて良かった。本当にありがとうございました。

巨人

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