【巨人】杉内、涙の引退セレモニー「パ・リーグに負けない野球をしてほしい」

2018年10月1日6時0分  スポーツ報知
  • 引退セレモニーでファンに手を振り場内を一周する杉内(カメラ・中島 傑)

 ◆巨人5x―4広島(30日・東京ドーム)

 17年分の感謝とともに、杉内の目から涙があふれた。「やっぱりちょーさんが決めたね」と喜んだ華麗な逆転劇後、引退セレモニーが行われた。約5分間のスピーチでは家族への思いに言葉を詰まらせた。

 「一番近くで支えてくれた嫁と息子に本当に感謝しています。いつも福岡で緊張しながら応援してくれたおじいちゃんとおばあちゃん。女手一つで僕を育ててくれたお母さん。幼い頃に障害を持ちながらも懸命に生きて、僕を応援してくれたお姉ちゃん。彼女のおかげで小さい頃に強い心を育んで、負けない気持ちを今まで持ち続けることができました」

 ソフトバンクで10年、巨人で7年。通算142勝を飾った左腕。菅野と息子・咲哉君から花束をもらい、移籍後初の胴上げに3回宙を舞った。「毎年(セ6球団が)競い合ってパ・リーグに負けない野球をしてほしい。しびれる試合を、またハラハラドキドキする試合を多く見せられることを望んでいる。若い選手がいかにチームを引っ張っていくか」。思いは後輩たちに託した。

 東京Dには4万6843人のファン。場内を一周している間、数々の思い出が走馬灯のようによみがえった。目頭が熱くなる。「巨人1年目にノーヒットノーランした際、9回のあふれんばかりの杉内コールは今でも、これからも忘れることはありません。最後はこうやって巨人で引退できることを誇りに思います。17年間本当に応援してくださったホークス・ファンの皆さま、ジャイアンツ・ファンの皆さま。みんなに出会えてよかったです。本当にありがとうございました」

 最後まで大歓声を浴び、背番号「18」はグラウンドを後にした。(玉寄 穂波)

 ◆杉内 俊哉(すぎうち・としや)1980年10月30日、福岡県生まれ。37歳。鹿児島実では2年連続で甲子園に出場し、3年夏の1回戦、青森・八戸工大一戦でノーヒットノーラン。三菱重工長崎を経て、01年ドラフト3巡目でダイエー(現ソフトバンク)入団。05年に最多勝、最優秀防御率、MVPに加え、パ・リーグ左腕では初の沢村賞受賞。08、09、12年に最多奪三振。11年オフ、ソフトバンクから巨人にFA移籍した。175センチ、82キロ。左投左打。年俸2500万円。

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